富山からエシカル消費の輪を広げたい!

富山からエシカル消費の輪を広げたい!

こんにちは、mikaです。

紡ぐプロジェクトの取り組みは多岐にわたります。その中でも特に大きな取り組みの一つに「エシカル消費の輪を広げる」という考え方があります。

ここ最近テレビCMなどでも取り上げている言葉「エシカル」。エシカルとは一体何でしょうか?

エシカル消費とは?

エシカル(ethical)とは、「倫理的な・道徳的な」という意味合いの英語です。直訳だとわかりづらいのですが、簡単にいうと「人や社会や環境に配慮し、互いを尊重しながら正しく生きよう」というニュアンスです。

エシカルについて、明確な定義はありません。私たちが小学校の道徳の時間に学んだような、「相手の事を思いやる」「困っている人がいたら手を差し伸べる」「独り占めしない」「自分が嫌なことは人にしない」「地球や環境を大切にする」などの、人としての正しいと思う気持ちを忘れずに生きていく事だと私は思っています。

エシカル消費とはすなわち「エシカルな消費」という事です。
私たちは生きるために、毎日何かを買ったり食べたりという消費行動をしていますが、その行動の向こうで「誰か傷ついている人がいないか?地球環境を破壊していないか?」を意識しながら行う消費という意味になります。

ファストファッションの流行や、海外からの安い食料品の輸入など、私たちの周りには低価格で魅力的な物があふれています。もちろん、低価格で魅力的な商品を提供するために、企業のたゆまぬ努力があることは間違いないのですが、「この商品は誰がどこでどのようにして作ったのだろう」と購入前に少しでも考える事、これがエシカル消費の第一歩であると思います。

エシカル消費で改善できる事

エシカル消費を意識することで、環境破壊や貧困格差、児童による労働など、様々な問題の改善に繋がると考えられます。

2013年にバングラデシュで「ラナ・プラザ」というビルが崩壊し、1000人以上が亡くなるという痛ましい事故が起こりました。
ラナ・プラザには縫製工場が入っていたのですが、低価格での生産を最優先にさせた結果、安全管理がなされていない建物の中で多くの従業員が低賃金で働いており、事故に巻き込まれてしまいました。

また国際労働機関(ILO)が2017年に、生きるために1億5200万人の子どもたちが世界中で危険で有害な労働に従事していると発表しました。

子どもが危険な労働をしなくてもよい社会にするため、劣悪な環境で働かなくてはいけない人々をなくすため、経済成長を最優先させた結果の環境破壊をなくすため、私たちが普段買っている商品は、誰がどこでどのようにして作っているのか意識することはとても大切です。

紡ぐプロジェクトが紹介するエシカル消費

紡ぐプロジェクトではミャンマー支援の一環として、ミャンマーの貧困村で作られた雑貨や衣料品を適正価格で販売し、ミャンマーに持続可能な経済活動を作り出すという取り組みがあります。

ミャンマーの支援活動は、紡ぐプロジェクトの代表が縁あって、ミャンマーの人々との繋がりができたことから始まりました。

美しい環境で農薬などに汚染されていない植物から昔ながらの製法で作られるココナッツオイルや、天然の蜂蜜。また現地の女性たちが手作業で織りあげた生地を使用した美しい洋服や雑貨。私たちはこれらの商品を適正価格でネットショップやイベント、実店舗で販売することで、ミャンマーに経済活動を作り出したい思っています。

紡ぐキッチン ミャンマー商品

エシカル消費

機械化された工場で作っていませんので、一つの商品を作り上げるために、たくさんの人の時間と手間、そして愛情がこめられています。人の温もりが感じられる商品です。(※販売している商品には一部工場で作られた物もありますので、気になる方はお問い合わせください。)

ミャンマーと日本のオリジナルコラボ商品

紡ぐプロジェクトの取り組みの一つに「周りの人たちに生きがいを作り、楽しい毎日にする!」という取り組みもあります。
この取り組みとミャンマー支援がコラボして生まれたのがリメイク商品の販売です。

日本人のファッションスタイルに合わせて、普段着としても着やすいように、紡ぐプロジェクトのみんながスカートやワンピース、エプロンにリメイクしてくれました!

ミャンマーリメイクスカート

地球上で生きていくうえで、私たちは消費をやめることはできません。
毎日行う行動だからこそ、「この商品は誰が作ったのだろう」と少しだけでも意識することで、より素晴らしい社会になるのではないでしょうか。

エシカル消費に興味のある方、ぜひ一度紡ぐキッチンに足をお運びください!

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